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2020.06.30
柿部会が高品質安定生産を目指し、夏期管理講習会
JA筑前あさくら柿部会は6月22、24日、高品質安定生産体制を目指し、柿の夏期管理講習会を管内の園地9会場で開きました。チャバネアオカメムシの越冬量が多く、エサであるヒノキの球果結実量が少ない今年度は病害虫対策を重点強化。誘殺調査も例年より半月早い6月15日から取り組んでおり、適期管理・防除や園内管理の徹底を呼びかけました。
柿部会は現在、生産者376人が227㌶で主力の「富有」をはじめ「西村早生」「秋王」などを栽培。年間約3300㌧を出荷しています。
講習会は、JAと朝倉普及指導センターが共同で企画。生産者約250人が参加しました。JA営農指導員、朝倉普及指導センター職員が生育状況と病害虫の発生状況を確認した後、摘果、病害虫対策、夏枝管理、土壌管理などを指導。「富有」の無核果率や「西村早生」の甘果率などの地区別・年度別統計推移を基に、摘果作業のポイントとして種入りが良好な園地から進めること、無核果が多い園地は無核果も残しておくことなどを強調しました。さらに炭そ病、フジコナカイガラムシなどの病害虫対策の徹底や土壌分析の実施も呼びかけました。
柿部会では今後も、病害虫の発生状況などをFAXで情報発信しながら適期管理の徹底を呼びかけていく考えです。